リアス
「うーん、今年のクリスマスプレゼントは手作りのクッキーじゃあ重かったかな〜…」
アガサ
「そう? リチャードさんとはそんなに付き合いが短いわけじゃないし、リアスくんが頑張って作ったんだから大丈夫じゃないかな?」
リアス
「ちょっと選び直したいから市場へいってくるよー」
アガサ
「えっ、なんで今頃? せっかくクッキー作ったのに勿体ないじゃない……」
リアス
「だってなんかスゲー恥ずくなってきたんだし! 別のにするからっ」
リチャード
「どうしました? おや。なんだかとても甘い匂いがしますね」
リアス
「あっ……」
アガサ
「リアスくん、リチャードさんに用があるんじゃなかったる」
リアス
「ふげっ?! アガサちゃん何いってんの?!」
リチャード
「何でしょうか?リアスさん」
リアス
「え、えーっとその……クッキーを作ったんだよ……」
リチャード
「リアスさんの手作りで! どれ、一つ私に食べさせて頂けませんか?」
リアス
(うっそぉ……! アガサちゃん言い出しっぺのクセにいなくなってるし、この超展開をオレにどうしろっての!?)
リチャード
「ん……っ」
リアス
(リチャードさんもうスタンバってるし、思うままにやるしか……!)
リチャード
「(サクッ)……おおっ。オレンジピールが入っているのですね」
リアス
「うん。さっぱりしそうで良いかなーって……てかさ、今のちょっと焦がしたのを食べさせちゃったけど大丈夫?」
リチャード
「貴方が懸命に作ったものではありませんか。とても美味しいですよ。もう一つ頂けますか?」
リアス
「えあ?! うん、良いけど……」
リチャード
「ふふっ。こうして食べさせて頂くのも悪くないですね……。 調査で手が空かない時に、お願いしたいくらいです」
リアス
「あははっ。リチャードさん好きなものにはすぐ熱くなっちゃうしねぇ〜(なんか、オレの指にリチャードさんの唇が触れそうで胸騒ぎがヤバいんですけど……)」
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